エステル類について

エステルとは、化学的にはアルコールやフェノノール等が酸と縮合反応をするこ

から得られる化合物です。エステルでは酢酸エチルが有機溶剤として溶媒や塗

 

料、接着剤に使用されるほか、グリセリンエステルは脂肪として多くの食品に含ま

 

れています。低分子のカルボン酸エステルは、香料として使用されるものが多く、

 

酢酸メチルがリンゴ臭、酢酸エチルはパイナップル臭となります。

 

アロマテラピーに使用される香料としては、酢酸リナリルが代表的であり、中枢神

 

経を抑制することから、高い鎮静作用と抗痙攣作用があります。酢酸リナリルの鎮

 

静作用は寝つきをよくする効果が高く、安眠サポートとして多く使用されます。

 

寝つくまでにいつも1時間ほどかかるような状態は入眠障害といわれますが、その

 

原因はメラトニンの分泌不足、体温の適度な低下がない、交感神経の緊張が3大

 

要因とされ、酢酸リナリルを含む精油は、交感神経の緊張緩和に大きな効果があることから、入眠時に使用することが望ましいといえます。

 

 

また、精油中のエステル類は皮膚刺激がほとんどないことから、精油成分の中では最も安全性の高い成分といわれています。但し、ウィンターグリーンバーチという精油に含まれているサリチル酸メチルについては、一定の刺激、毒性もあるので注意が必要です。