カモミール・ローマンの主な芳香成分とは

カモミールはヨーロッパ南部及び西部に広く分布するキク科の多年草で、30cm

 

程の草丈に成長します。春から初夏に黄色い中心部の周囲に白い花びらを付け

 

た小さな花を咲かせます。カモミールを弱った植物の近くに植えると元気を取り戻

 

す、と言われ「植物のお医者さん」と呼ばれています。

 
カモミールは古代エジプト時代から利用され、リンゴに似た香りから古代ギリシア

 

 

人は「カマイ・メロン(地面のリンゴ)」と呼びました。これが名前の由来になってい

 

ます。

 
カモミールにはローマン種とジャーマン種があります。アロマセラピーではリラック

 

スを目的にローマン種が多く用いられ、ハーブティにはジャーマン種が多く用いら

 

れます。

 
ローマン種の芳香は草原を吹き渡るりんごのような香りと言われ、水蒸気蒸留法で抽出される芳香成分には、エステル類でアンゲリカ酸イソブチル、アンゲリカ酸イソアミル、アンゲリカ酸メチル、ケトン類のピノカルボン、モノテルペン炭化水素のα-ピネンが知られています。成分の50%はエステル類が占め、そのうちアンゲリカ酸イソブチルが30~40%を占めています。
女性と子供の精油と言われる程、ヨーロッパでは安心して使える精油として人気があり、その効果は鎮静、鎮痙、催眠、鎮痛、抗炎症、抗アレルギーに及んでいます。